伊豆新聞の広告をご覧いただき、
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本日、伊豆新聞に掲載された広告はこちらです。
1.安いから売れるのか?
デフレのこの時代、「高い商品が売れない」
そう思っていませんか?
ユニクロやGUは安いから売れている
そう思っていませんか?
確かにユニクロやGUのジャケットが3万円だったら
誰も買わないかもしれない。
だからと言って、安いから売れているのか?
安くしないと売れないのか?
そうではないと思います。
『クオリティが高いのに安価である』
これが「ユニクロやGU」の価値です。
流行りの言葉でいうと
『コスパ(コストパフォーマンス)が高い』
こんな財務分析の指標があるかどうかは
分かりませんが、
コスパの高さ=商品力÷価格
で表すことができると思います。
消費者はこの割合が高いかどうかで購入するかどうかを判断します。
これってデフレだからとかは関係ありません。
2.コスパの算式は?
僕がここのところ気に入っているビジネスシューズ
この靴は東京の墨田区で製造されている
スコッチグレインというブランド
ビジネスマンが履く靴として決して安価ではありません。
一足、3万円以上します。
でも、そのクオリティは素晴らしく
銀座の本店は休日に行くと順番待ちが出るほど
人気があります。
このクオリティの靴がもし
デパートに並んでいたら、たぶん5万円以上はすると思います。
でも、スコッチグレインは製造直販なので3万円台から
提供できる。
先ほどのコスパの算式で表現してみましょう。
商品のクオリティを仮に1とすると
大手の他のメーカーのコスパ=1÷5万円=0.2
スコッチグレインのコスパ=1÷3万円=0.33
同じ墨田区でやはり靴を製造し販売でいている
安藤製靴
こちらの靴もクオリティが高く
あの植村直己さんや三浦雄一郎なども愛用されています。
僕が買ったのはバイク用のブーツ
多くのバイカーが履いている世界的なメーカーのレッドウィング
僕も何足か持っているので比較できますが
安藤製靴のブーツの方がクオリティが高いです。
レッドウィングは若干、安藤製靴より安価です。
バイカーご用達で高価なブーツにウェスコがあります。
僕は持ってはいませんが、見たことはあります(笑)
安藤製靴、レッドウィング、ウェスコの3つのコスパを
表して見ましょう。
仮にクオリティを
安藤製靴を1、レッドウィングを0.8、ウエスコを1.2
とするとどうでしょう?
安藤製靴:1÷4万円=0.25
レッドウィング:0.8÷3.8万円=0.21
ウエスコ:1.2÷8万円=0.15
クオリティを数値化するのは難しいのですが
ウエスコのブーツが安藤製靴のブーツより
2倍、クオリティが高いのか?
高ければ、コスパの数値は同じになりますが・・・
今、算式で表示しましたが、実は自分を含め
こういうコスパの比較というのを知らず知らずのうちに
しています。
3.コスパを上げるためには?
コスパを上げれば、高くても売れるのです。
先ほどの安藤製靴も墨田区の直販店は人がいっぱいでした。
この安藤製靴のブーツはAmazonや楽天の通販もしていないし
デパートにもバイク屋さんにも置いていません。
欲しかったら、直販店に行くか?
直販店のホームページにアクセスして通販で
買うしかない。
しかも、直販店でも通販でもカードは使えない。
現金払いです。
それでも、良く売れています。
コスパの算式を思い出して下さい。
コスパの高さ=商品力÷販売価格
商品力を構成するのは、商品のクオリティだけではありません。
希少性、デザイン性、機能性、耐久性
アフターサービス、ブランド力、
顧客対応(本来は営業力を構成しますが)
など色んな要素が組み合わさって商品力となります。
クオリティが同じでも、希少性をアピールしたり
アフターサービスを売りにして
商品力はいくらでも上げることはできます。
4.コスパの高さをどうやって伝えるか?
いくらコスパが高くても、それを見込客に
伝えなくは商品の存在すら気付いてはくれません。
マーケティングの原則です。
「何を」「どうやって」「誰に」
伝えるのか
「何を」・・・コスパの高さ
「どうやって」・・・どういう媒体を使ってですが
誰に伝えるかでここは変わってきます。
「誰に」はターゲットです。
自分がターゲットする人に伝える媒体としてなにが適当か?
新聞なのか、テレビなのか、SNSなのか?
それともDMか?
5.コスパの高さを伝えるには?
コスパの高さをお店側が伝えるのは、なかなか難しい。
一度、購入された顧客が伝えてくれるのが一番良いのですが
そこまでになるためには、何らかの情報を発信しないと
ダメです。
商品のコスパの高さの情報として、
見込み客にもっともフィットするのが
「商品のストーリー性」です。
その商品の歴史や製造過程のエピソード
お客さんとのエピソードなど・・・
こういうものを見込客に最もフィットする媒体で
発信をする。
コスパの高さを間接的にアピールするのです。
そのストーリーに共感し購入してくれた
お客さんがSNSや口コミで伝えてくれるように
なれば、良いのです。
すぐには結果がでませんが、情報の発信を常にしましょう。
効果がないと、すぐに広告をやめてしまう経営者は
少なくありません。
効果がないのは、伝える内容が共感されていないから
見込客にその情報が伝わっていないからです。
6.安売りはしてはいけません
安売りはしてはいけません。
商品力に見合った価格をお客さんからいただく。
お客さんとお店は対等な関係なのです。
安売りをすることで、お店はお客さんの奴隷となってしまう。お客さんは神様じゃないんです。
あなたのお店のコスパを高くし、見込み客に
コスパの高さをアピールしましょう。
もっと詳しく、お知りになりたい方は
原会計事務所までご連絡ください!!