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1.資金繰りが悪化する本当のワケは?
資金繰りが悪化するのを「売上げが下がった」からだと
思っていませんか?
売上が下がることは一つの要因にはなりますが
資金繰りが悪くする理由は二つです。
一つは、キャッシュインとキャッシュアウトのタイミング
もう一つは、キャッシュインとキャッシュアウト金額の差です。
(1)キャッシュインとキャッシュアウトのタイミング
例えば、売上がその月に100万円、仕入に50万円、人件費等の経費に
30万円掛かったとします。
利益は100万円-仕入に50万円-人件費等の経費30万円
=20万円なので20万円のキャッシュが手許に残る
計算ですが、売上の入金が翌月の月末
仕入れの支払いが翌月15日払い、人件費等の経費の支払いが
当月の末だったとしたらどうでしょう。
当月末
キャッシュイン0<キャッシュアウト30万円
30万円の資金ショート
翌月15日
キャッシュイン0<キャッシュアウト50万円
50万円(累積80万円)の資金ショート
翌月末
キャッシュイン100万円>キャッシュアウト0
資金ショート回復
この場合の資金ショートの期間は半月程度でしたが
キャッシュイン<キャッシュアウトの期間が
長くなればなるほど資金繰りは厳しくなります。
入金と支払いのタイミングとても重要です!
(2)キャッシュインとキャッシュアウト金額の差
当たり前ですが、キャッシュイン>キャッシュアウトの差が大きければ
大きいほどキャッシュは会社に留保され
資金繰りが楽になります。
この差を大きくするためには、経営の効率性を良くする
必要があります。
経営の効率を見る指標は
当期純利益÷粗利益(損益余裕率)
です。
粗利益が最終的にどれくらい残るかの割合の指標です。
5~7%あればまずまずの会社です。
この損益余裕率の割合を上げていくには
粗利益をいかに上げ、人件費等の経費をいかに下げるか
これが課題となります。
売上を上げても、粗利益が伸びなかった意味がありません。
また、売上を上げるために
人を増やしたり、家賃が増加するのはやむを得ないことでは
ありますが、要はいかに利益を残すかが重要なのです。
(3)資金繰り表の重要性
資金繰り表を作ったことがある社長さんは少なくないと思います。
でも、それは金融機関から融資のさいに作成を求められたものであり
資金繰りを積極的に管理するものではなかったのではないでしょうか?
第何週に入金があり、第何週に支払いがある
入金と出金を週単位で管理してこそ資金繰り表は
威力を発揮します。
キャッシュフロー計算書では
資金繰りは管理できないのが現状です。
やはり資金繰り表の作成は必要なのです。
資金繰表はエクセルで簡単に作成することができます。
入金するもの、出金するものを
一週間のスパンで拾い上げ、表にまとめていきましょう。
2.経営の効率性の診断・改善と資金繰表の作成
(1)経営の効率性の診断
経営の効率性の診断をしてみてください。
当期純利益(個人事業主の方は一年間の生活費を控除してください)÷粗利益<5%
だと要注意です。効率化するための改善が早急に求められます。
(2)資金繰表の作成
向こう一年間の資金繰表を作成してみましょう。
特に向こう一ケ月は週ごとの資金繰表を作成しましょう。
(3)資金繰りの改善
経営の効率化の改善+キャッシュイン・アウトのタイミング改善
これこそが資金繰りの改善となります。
(4)原会計事務所のお手伝い
経営の効率化改善のお手伝い、資金繰表の作成のお手伝いを原会計がいたします。
詳細はお電話で!!
原会計事務所 担当 原 眞人(はらまさと)まで
0557-36-7752 (月~金:午前8時30分~午後5時)