■ 初めての確定申告 その1~伊豆新聞の広告をご覧の方~
今日から3月17日まで確定申告が始まります。
昨年、開業された方は必ず申告しなければなりません。
でも、初めての確定申告分からない事ばかりですよね。
いろいろ税務署から書類が送られてくるけど
何をどうやって税金を計算し申告書を提出するのか
未知の領域です。
もちろん、会計事務所に依頼したほうが良いと思いますが
開業したばかりで余裕もないから、それも出来ない・・・
今日から3回に渡って申告にあたって
気をつけてほしいポイントをブログに書きます。
(青色申告の決算書を前提に説明します)
参考にして頂けると幸いです。
1.青色申告特別控除は10万円で我慢しよう!
青色申告を選択すると10万円または65万円の特別控除が
受けられるという特典があります。
多くの方が当たり前ですが65万円の控除をしたいとガンバリますが
よっぽど簿記の知識があり会計ソフトを持っていない限り
最初の年はあきらめた方がいいです。
65万円の控除するためには貸借対照表を
作らなければなりませんが、 これには1年間の取引を
すべて仕訳しなければダメです。
結構、大変です!
開業した年は色々な費用が掛るし、
まるまる1年やっていないので
利益がそんなに出るわけじゃないので
65万円控除はあきらめ
10万円控除でよしとしましょう。
2.損益計算書をつくるとき気をつけるポイント
(1)売上
①自家消費
飲食業をやっている方は仕入れた食材のうちで
自分たちの食事にした分を売上に計上しなければいけません。
これを自家消費といいます。
計算の仕方は
1食分の原価×1日の食事の回数×従事人数×1ヶ月の営業日数
×その年の営業月数
②売掛金
得意先からまだ12月現在、お金をもらっていなくても、
すでに商品を渡していたり、 工事が終了していたら、
これもその年の売上に計上しなければなりません。
③雑収入
通常の業務以外から得た収入を雑収入と言います。
これも売上にいれます。
各月の売上金額の合計額を2面に記載します。
(2)仕入
商品や材料を仕入れたのにまだ払っていない金額
(買掛金といいます)も 計上します。
売上と同じように各月の仕入金額を2面に記載します。
(3)売上原価
期首商品棚卸高⇒開業した年はゼロなので記入しません。
仕入金額は上記(2)の平成25年中の仕入の合計額を記入します。
期末商品棚卸高⇒12月31日現在の在庫の金額を記入します。
*この金額が来年の期首商品棚卸高になります。
用紙に記載された算式通りに計算すると売上原価が算出できます。
(2)経費
経費も売上や仕入と同じく、まだ支払っていなくても
使用したり、モノを買っていたら計上します。
経理に詳しくないかたが損益計算書をつくるとき一番、
頭悩ませるのがたぶん
経費の科目、これは一体、何の経費になるか?
そして、やりがちなことは
・勝手に科目を作ってしまう
・やたらと雑費が多い
税務署から送られてきた損益計算書のひな形を見て下さい。
経費の科目が印字されているでしょう。
印字されている科目で大体、間にあいます。
印字されている経費にはどんな取引が該当するかは明日アップします。