中古のベンツより新車のアクアを買おう!!


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■中古のベンツより新車のアクアを買おう!!~資金繰りをよくする~

1.減価償却がキャッシュに与える影響

 

会社でクルマを購入すると、減価償却が経費となります。

法定耐用年数内でクルマの取得価額を経費にしていくのが

減価償却です。

購入に際してキャッシュは出ていきます。

(ローンで購入する場合は別ですが)

減価償却費は耐用年数の期間に渡って経費にしていくので

購入後はキャッシュの支払いがなく、経費が計上されます。

経費が計上されれば利益がその分減少し

税金を安くすることができる。

その安くなった分だけキャッシュが社内に留保されます。

車輌に支出したキャッシュが減価償却を通じて

回収することができるということです。

 

2.中古車か?新車か?

 中古車の魅力は価格ではないかと思います。

当然ながら、新車より安価

アクアの新車が200万円

200万円払えば、ベンツの中古を買える。

クルマ好きだったら、こういう発想になりますね。

しかも中古車だと、こんな効果もあります。

中古車の耐用年数はこうやって求めます。

法定耐用年数-経過年数+経過年数×0.2

普通車の新車の耐用年数は6年なので、2年落ちの車輌の耐用年数は

6-2+2×0.2=4.4⇒4年

となります。

例えば、2年落ちのベンツを2,000,000円で購入した場合の減価償却費(定額法とします)は

2,000,000円÷4年=500,000円

同額の車輌を新車で購入した場合の減価償却費は

2,000,000円÷6年=333,333円

差額は166,667円 

これだけ経費を多く計上することができます。

実効税率が30%だとすると

166,667円×30%=50,000円 税金が安くなります。

 

 

3.中古のベンツの落とし穴

 今までの説明だと、断然、中古のベンツの方が良いと思いますね。

でも、トータル的には新車のアクアの方が断然に資金繰りに貢献してくれます。

(1)中古は短期回収型

  中古車は耐用年数が短いため早期に車輌に投下した資金を回収することが

できる。というメリットはありますが、逆に言うと資金回収の効果が短い。

例えば2年落ちのベンツを7年ローンで購入した場合、4年で耐用年数が終わってしまう。

ローンは7年間あるので残りの3年は経費が計上されないのに、キャッシュだけ出ていく。

このようなキャッシュを圧迫する現象が起きてしまいます。

 

(2)車検の問題

  中古車を購入し場合、1年後には車検があるのが通常ですね。車検まで数か月という場合も

少なくないと思います。

 新車でしたら、3年間車検がありません。

  1回の車検に係る費用は10万円~15万円

5年間のうちに確実に1回分の車検代を新車を購入すれば、節約できます。

 

(3)維持費

  ①修理代

  新車の場合、修理の保証期間というものがありますね。なので、保証期間内だったら

 修理代はゼロになります。しかし、中古車の場合は修理は実費。しかもベンツのような

 外国車は部品がとても高額です。

 

  ②ガソリン代

  アクアはハイブリット車ですので燃費がとてもいい。

 伊東市のような峠道が多いところでもリッター25キロくらい走ります。

 だいたいひと月のガソリン代は5千円程度です。

  以前、乗っていたイタリア車はハイオクであったのも関係しますが

 ひと月のガソリン代は2万円程度かかっていました。

  ガソリン代は4分の1になりました。

 

3.ローンで買おう!!

 借金は嫌いだと、キャッシュで車輌を購入される方、結構いらっしゃいます。

個人でクルマを買われるのでしたら、余計な利息を払うのもバカバカしいですし

一括キャッシュで支払えれば、それにこしたことはありません。

 しかし、事業用に購入されるのでしたら、車輌は必ずローンで購入しましょう。

 

(1)消費税

   消費税の計算方法を簡易課税を選択していなければ、車輌の取得に係る消費税は購入した年の

  消費税の計算上、控除対象仕入税額とすることができます。

   これは実際に支払っていなくてもできます。たとえば税抜2,000,000万円の車輌に係る消費税は

  2,000,000万円×8%=160,000円

   ローンの場合、実際に2,000,000円を支払っていなくても、購入した年にこの160,000円を消費税の計算上

  控除することができます。

 

(2)経費とキャッシュアウトとの関係

   キャッシュで一括で購入すれば、その後の支出がなく、減価償却が経費として計上されるという点はありますが

  逆に言えば、2,000,000万円のキャッシュが支出されているのに、2,000,000万円の経費がその年の経費に

  ならないというジレンマがあります。

   ローンで購入し、ローンの支払年数を耐用年数に近づければ支出額≒減価償却費額

  となり、減価償却費に影響されないキャッシュフローの管理が可能になります。

 

 

  

4.下取り、売却時

  同じ200万円で購入した車両を5年間乗り続け、

 下取りに出したとき新車で購入したアクアと

 中古で購入したベンツとどちらが下取価額が良いか?

  状態や色、モデルによって違いはあるでしょうけど

アクアは50万円~70万円、ベンツは10万円~40万円

位が相場ではないでしょうか?

下取り価額というのは市場の需要に左右されます。

アクアの需要の方がベンツより多いのは容易に想定できます。

アクアの人気色は白で、他の色とでは数万円、下取価額が変わってくるそうです。

 

 

5.5年以上の資金繰りを考えるのなら断然新車のアクア

 以上から、短期的な節税や資金繰りを考えるのでしたら、中古車を購入された方が良いのですが

5年以上のスパンの資金繰りを考えたら新車のハイブリット車を購入されることをお勧めいたします。

 

 車検代の節約1.5回分225,000円+ガソリン代の節約15,000円×12ケ月×5年

 +下取価額の差300,000円=1,425,000円

 

5年間でこれほどのキャッシュが変わってきます。

 

 プライベートで購入される場合は、ご自分の好きな車輌を買うのが一番ですが、事業で購入される場合は

資金繰りにいかに貢献してくれるかを考えましょう。

 

 アクアは価格も手頃で機能的でコストパフォーマンスに優れたクルマだと思います。

そういえば、セブンイレブンの営業車ってアクアが多いですね。

ということで、うちの事務所でもアクアを購入しました。

 

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簡単な車輌購入のシュミレーションでしたが、シュミレーションなしで意思決定をしてしまうリスクが

お分かりになったと思います。

 

原会計事務所では簡単なシュミレーションから経営計画まで様々なシュミレーションを

して事業のリスク軽減のお手伝いをいたします。

 

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